【第二弾】 専業トレーダーが参考にする株価の底と天井を見極める方法とは!?

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紫垣英昭

昭和62年証券会社に入社し事業法人、金融法人、ディーラー経験
現在、延べ2万人近くの個人投資家に日本株の売買指導を行っている。
3年前より「全方位型トレード・システム」を提唱し、多くのプロトレーダーを育成。
著書3冊を出版、新聞、雑誌の執筆や講演も多数あり。
著書紹介

こんにちは、紫垣です。

前回に引き続き、株価の底と天井を見極める
方法の2つ目に関してお伝えしたいと思います。

ちなみに前回は直近の安値と高値を意識して
株価の底と天井を見極めていく方法をお話し
しました。

今回はアイランドリバーサル(離れ小島)に関して
解説したいと思います。

すでに聞いた事がある方、すでに知っている方も
いらっしゃるかもしれませんが、この機会にさらに
理解を深めてもらえれば幸いです。

アイランドリバーサル(離れ小島)
相場が上昇や下落などある一定方向に動きがでた後
例えば、一旦上に窓を作ったあと、再度同じぐらいの
窓を作って下落する。

下落相場であれば、しばらく株価が下落したあとに大きく
窓を作って下げたのちに、同じぐらいの窓を開けて再び
上昇していくことをアイランドリバーサルといいます。

上昇トレンドであれば天井、下降トレンドであれば株価の
底と判断をすることができます。

1. アイランドリバーサルトップ

アイランドリバーサルトップは文字通り高値圏
で上昇と下落で窓が出来ることをいいます。

高値圏で窓を空けて株価がさらに上昇した場合
これを天井として判断をすることが出来ますが、
その後窓を空けて株価が下落した場合は、完全
に株価は天井から下落していくと判断することが
できます。

下記のチャートを参考にして下さい。

株価が前回の高値付近で窓を空けて上昇した後に
再度同じぐらいの窓を空けた後下落に転じました。
青線を引いた所の窓がアイランドリバーサルトップ
を形成したところです。髭は考慮せず、ローソク足の
実体に線を引くようにして下さい。

2. アイランドリバーサルボトム

アイランドリバーサルボトムは上記で説明した
トップとは逆で、このチャート形状が見えた場合
は下げ止まり(底)と判断します。

下記のチャート画像のように、その後は大きく
上昇に転じました。

上記の2つの例のように、アイランドリバーサルは
機関投資家が一般投資家を騙すために意図的に
仕掛けか、実際にそれに乗ってしまった一般投資
家が飛びついて買いや売りを入れたためそのような
現象が発生します。

株価の底や天井を見極めたい時は、①前回の高値と
安値②アイランドリバーサルを結成するかに注目し
今後の売買の参考にしてもらえればと思います。

紫垣

 

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