紫垣英昭
昭和62年証券会社に入社し事業法人、金融法人、ディーラー経験
現在、延べ2万人近くの個人投資家に日本株の売買指導を行っている。
3年前より「全方位型トレード・システム」を提唱し、多くのプロトレーダーを育成。
著書3冊を出版、新聞、雑誌の執筆や講演も多数あり。
著書紹介
日経平均バブル後高値を連日更新の原因とは?
リスクも含めて徹底解説!
↓ ↓
https://openeducation.co.jp/media/nikkei-bubble/
こんにちは、紫垣です。
今回はすでに知っている方もいる方もいるかと
思いますが、グランビルの法則に関して
解説したいと思います。
グランビルの法則とは、
アメリカの株式アナリストである
グランビルによって編み出された手法で、
移動平均線を利用して
株価の位置を考慮し
売買のタイミングを
見極めるものです。
基本的に、
移動平均線の上昇と下落する時に
売買のポイントがあります。
株は上昇が始まると、
75日線の上にローソク足が
飛び出しそのまま膨らんで
上昇する性質があります。
この上昇する膨らみが
3回に分けて上昇していくという考え方です。
1回目より2回目、
2回目より3回目と
膨らみが大きくなっていきます。
3回目の上昇が終わると、
今度は75日線の下に出て
今度は逆に3回かけて
下落していく傾向があります。
もちろん個別銘柄によって
必ずその法則通りになるとはかぎりませんが、
特に3回に分けて大きく膨らんだ
3回目の上昇の後は
手を出さないように心がけて下さい。
では、実際のチャート画像で解説します。
まず、1回目の上昇のことを初動といいます。
初動は75日線の下で株価が推移していたのが
久しぶりに75日線を越えてきた場面です。
この初動の特徴は75日線を越えても上昇しても、
またすぐに下落する傾向にあるので注意が必要です。
利益が出ているのであれば、
初動は早めに利益確定するようにしましょう。
ローソク足が横並びになってから又は5日線を
割り込んだら利益確定するのもいいかと思います。
チャート全体を見ると、
Aの部分が初動、
Bの部分が2回目、
Cの部分が3回目となります。
3回目の膨らみがさらに大きくなると、
完璧なグランビルの法則に
なっていましたが、
色々なパターンがあるので
株価が大きく上昇した際は
常にグランビルの法則の膨らみになるか、
チャートを注意深く監視してみて下さい。
特に株のテクニカルに関しては何となく
理解した段階で使いこなせると思う方が
非常に多いでようです。
今後の売買の参考にしてもらえれば幸いです。
紫垣
「メルマガバックナンバーサイト」こちらをクリック!
https://openeducation.co.jp/media/backnumber/
この記事が気に入ったら
いいねしよう!
最新記事をお届けします。