米国雇用統計から2月の株式相場を考える

執筆者
プロフィール写真

紫垣英昭

昭和62年証券会社に入社し事業法人、金融法人、ディーラー経験
現在、延べ2万人近くの個人投資家に日本株の売買指導を行っている。
3年前より「全方位型トレード・システム」を提唱し、多くのプロトレーダーを育成。
著書3冊を出版、新聞、雑誌の執筆や講演も多数あり。
著書紹介

国土強靭化関連銘柄として注目の建設株とは?
自然災害テーマを押さえておこう。
↓ ↓

国土強靭化関連銘柄として注目の建設株とは?自然災害テーマを押さえておこう。

昨日の夜、米国1月の雇用統計が発表され
就業者数は前月から46万7000人増加しました。

事前の予想は15万人だったので
大幅に市場予想を上回りました。

1月の失業率は、4.0%とほぼ横ばいで推移。
平均時給は前月比0.7%と
伸びが加速しているようです。

米国でも「オミクロン株」の感染拡大により
深刻な人手不足が続いており
賃金上昇によるインフレ圧力は
しばらく続くものと思われます。

原油価格は90ドルに達し、
100ドルを超えることも視野に
入りつつあります。
これらの状況を踏まえると
FRBはインフレを抑えるため
3月利上げに踏み切るのは
間違いないでしょう。

すでに株式市場は、これを織り込んでおり
今年の利上げの回数が焦点となるでしょう。

米ゴールドマン・サックスでは、
今年の利上げの回数を4回から5回へ
引き上げる見方をしています。

今回の雇用統計の結果は、
米国経済が好調であることを印象付け、
これは株価にとってはプラスに働くでしょう。

しかしながら、インフレが加速する
要因にもなるため、
金融政策がタカ派に傾くのは
短期的には株式市場の
攪乱要因になると考えます。

よって目先、米国をはじめとする
株価は、乱高下を繰り返す相場展開を
想定しています。

しかしいずれは、FRBの資産縮小も
株価に織り込まれるでしょうから、
そこからは「業績相場」に移行すると
考えています。

したがって、これから来るであろう
「業績相場」に向け、今から
銘柄探しをしておくことが
今年の株式市場で勝つための
重要なポイントだと思います。

国土強靭化関連銘柄として注目の建設株とは?
自然災害テーマを押さえておこう。
↓ ↓

国土強靭化関連銘柄として注目の建設株とは?自然災害テーマを押さえておこう。

では。

紫垣

【追伸】
昨日から、冬季北京オリンピックが
本格的に始まりました。

日本選手団の健闘を
心から願っております!

では良い週末を!

「メルマガバックナンバーサイト」こちらをクリック!
https://openeducation.co.jp/media/backnumber/

旧「メルマガバックナンバーサイト」
https://openeducation.co.jp/media/back-number/