紫垣英昭
昭和62年証券会社に入社し事業法人、金融法人、ディーラー経験
現在、延べ2万人近くの個人投資家に日本株の売買指導を行っている。
3年前より「全方位型トレード・システム」を提唱し、多くのプロトレーダーを育成。
著書3冊を出版、新聞、雑誌の執筆や講演も多数あり。
著書紹介
今回は、前回の準備編の続き、「毎年2倍、3倍になる大化け株銘柄を簡単に探せる4つのポイントとは?の実践編です。
実際のチャートを使って、株価の値動きを見ていきます。
また、毎年2倍、3倍になる大化け株銘柄を簡単に探せるようになるポイント等もお話していますので、ぜひ最後までご覧ください。
- 大化けする銘柄を見つけるための重要なポイントが4つわかる
- 大化けする銘柄をチャートで見つける方法がわかる
- 大化け銘柄を見極め、成果をあげる方法がわかる
銘柄を見つけるための判断ポイントのおさらい
まずは、準備編のおさらいをしていきましょう。
大化けする銘柄であるかどうか見極める方法は様々ですが、私は4つのポイントに絞って判断をするようにしています。
①重要な安値が100円代。もしくは100円以下であること
必ずしも100円代でなければいけない、という訳ではありません。大体200円代でも良いと思います。
基本的には100円代の銘柄が中心であることを念頭に置いておきながら、その時の状況に合わせて判断していきましょう。
②小型株であること
一般的には時価総額と流動性が低い銘柄のことを小型株と分類します。
東京証券取引所では、時価総額と流動性の高い上位100銘柄が大型株。
上位以下の約400銘柄が中型株。中型株以下の銘柄は小型株とされています。
③急騰と急落を繰り返していること
チャートブックを見ると一目でわかります。
④会社名がマイナーである
小型株は馴染みのない会社が大多数を占めています。
実際のチャートを参考に銘柄の見分け方を把握しよう
最近動きがある銘柄、8029ルックのチャートを見てみましょう。
急騰と急落を繰り返しており、最安値は60円代となっています。
上下の幅は比較的少ない銘柄ですが、その分値が安いので多くの株を扱うことができます。
6796クラリオン、こちらは中型株になりますが、同じく急騰と急落を繰り返し、最安値は50円を割っています。
7961兼松日産農林。
私は、この株が500円から5,000円にいく過程で、一緒に仕事をしていました。
個人的に、非常に懐かしい銘柄です。
最安値は50円、急騰と急落を繰り返しています。
害虫駆除の会社4661サニックス。
私が好きな銘柄の1つです。
最安値は70円代、同じく上下を繰り返しています。
このように、マイナーな会社名が多い小型株の中から、急騰と急落を繰り返し、重要な安値が100円代、もしくは100円以下である銘柄を探していきましょう。
毎年上げ下げを繰り返している銘柄をピックアップ
9305ヤマタネのチャートです。
毎年株価が上げ下げしている銘柄であることがわかります。
このように毎年、急騰急落を繰り返している銘柄は必ずあります。
そうした銘柄を継続してチェックしていくだけでも十分、2倍以上に大化けする銘柄を見つけ出すことができるでしょう。
まずは、ピックアップした銘柄を毎年追いかけていくことが大切です。
自分が決めた銘柄をみている時、他の銘柄に動きがあると目移りしてしまいがちですが、高値掴みして終わるケースが極めて高いです。
「マイナーな会社の小型株の中で、毎年急騰急落を繰り返し、最安値が100円代の銘柄」これに集中していきましょう。
この方法で十分、1年間を良いパフォーマンスで終えることができます。
ぜひ一度、この方法を活用しながらご自身でチャートブックをチェックしてみてください。
おそらく3時間もあれば全部見ることができると思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
実際、私もこの方法を使って成果をあげていますし、超大物と言われる方々も同じようなやり方をしていました。
2倍以上になる銘柄を見つけるには、この方法が一番手堅いと思います。
皆様もノウハウを会得して、利益を上げていきましょう。
紫垣 英昭
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