日経平均はさらなる調整局面へ!?今週の日経平均週間展望!

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紫垣英昭

昭和62年証券会社に入社し事業法人、金融法人、ディーラー経験
現在、延べ2万人近くの個人投資家に日本株の売買指導を行っている。
3年前より「全方位型トレード・システム」を提唱し、多くのプロトレーダーを育成。
著書3冊を出版、新聞、雑誌の執筆や講演も多数あり。
著書紹介

こんにちは、紫垣です。

最近真夏の暑さになってきましたが、
いかがお過ごしでしょうか?

蝉の鳴き声も聞こえ始め
夏本番の季節が到来ですね。

春・夏・秋・冬、四季を感じる事ができる
日本は外国人にとっても非常に魅力を感じ
コロナが終息に向かっている今、
観光客もかなり増えてきましたね。

さて、株式市場は先週
800円程下落しましたが、
今週の相場見通しに
関してお伝えします。

先週の金曜日に
米雇用統計が発表されました。

非農業部門雇用者数が
前月比20万9000人増と
市場予想の24万人増を下回りました。

一方で平均時給の伸び率が
市場予想を上回る結果となりました。

米国市場では
インフレ懸念がやや和らいだことで、
ダウ平均が上昇する場面がありましたが
利上げへの警戒感で売りに押され
-187ドル下げで終えています。

今週の東京市場に関しては
ETFが決算を迎えることから
分配金捻出の売りは本日月曜日を通過すれば
一巡することになると思います。

【日経平均日足チャート】

【日経平均週足チャート】

下落した場面は、
押し目買いの好機にとも言えますが、
日経平均は25日線を割り込んでいます。

気になるのは週足で
ダブルトップの形になっているので
最初の高値を超えてこない限り、
下落圧力が強まりそうです。

25日線を割り込んだ事で
上値が重くなり、さらに調整方向に
向かう可能性もあるので
慎重に動向を見ていきましょう。

ドル円も25日線を割り込み
ここで踏ん張るか、
さらなる調整に向かうのか
重要な場面になりそうです。

全体的にコツンが確実に聞こえるまで、
静観するのも一つの作戦ですね。

今週も頑張っていきましょう。

紫垣

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