紫垣英昭
昭和62年証券会社に入社し事業法人、金融法人、ディーラー経験
現在、延べ2万人近くの個人投資家に日本株の売買指導を行っている。
3年前より「全方位型トレード・システム」を提唱し、多くのプロトレーダーを育成。
著書3冊を出版、新聞、雑誌の執筆や講演も多数あり。
著書紹介
こんにちは。
紫垣です。
今回はトレンドラインを用いて
シンプルなトレード方法をお伝えします。
ぜひ、活用してみてください。
まず、下のチャートをご覧ください。
例1:「寿スピリッツチャート:2222」
この戦略は株価が
大きく下落している場面で
まずトレンドラインを引きます。
特に線の引き方に関しての
ルールはないので、だいたいで問題ありません。
株価が下落している場面では
ローソク足の高値を目安に線を引いていきます。
【買いエントリールール】
トレンドラインを引いた線を
ローソク足が超えたら買いエントリーをする。
その後、うまく上昇したと
仮定して、移動平均線にタッチした時や、
前回の高値付近まで株価が上昇したら
利確を実行します。
【損切りのルール】
赤ラインの直近安値を
割り込んでしまったら損切りの実行となります。
ここでは①の利確は移動平均線にタッチ、
②の利確は前回の高値付近まで株価が
到達したので利確となりました。
【利確のルール】
・移動平均線まで到達
・前回の高値付近まで株価が到達
・普段自分が使っている利確ルール
例2:「寿スピリッツチャート:2222」
こちらのパターンは
判断が難しい場面でした。
ルール通りトレンドラインを
超えたので買いを仕掛けます。
一旦、移動平均線にタッチしたので
利確できればいいのですが、
そのまま持ち越したと仮定します。
その後の大きな長陰線が
出現した時は売り圧力が
強くなる可能性が高いので
含み益、含み損に関わらず
売却した方が無難です。
実際にその後、下落し
保有継続していれば
損切りラインを下回ったので
損切りの実行となります。
その後は、運よく上昇し
結果的には買値を超えて
利益になるのですが、
自分の決めたルールは
必ず守るように心がけて下さい。
上記の2つの例のように
うまく上昇すればいいのですが
判断が難しいパターンもありますので
決めたルールをしっかり守り、
今後のトレードに生かしていって下さい、
紫垣
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