紫垣英昭
昭和62年証券会社に入社し事業法人、金融法人、ディーラー経験
現在、延べ2万人近くの個人投資家に日本株の売買指導を行っている。
3年前より「全方位型トレード・システム」を提唱し、多くのプロトレーダーを育成。
著書3冊を出版、新聞、雑誌の執筆や講演も多数あり。
著書紹介
2023年の株式取引が
本日で終了となりました。
株式市場を振り返ってみると
25000円台で始まった日経平均株価は、
年末にかけて3万4000円近くまで上昇しました。
ただ、今年の株式相場で恩恵を受けたのは、
大型バリュー株に投資をしていた人であり、
東証グロース(マザーズ)に上場している
新興市場銘柄に投資をしていた人は
残念ながら苦戦を強いられました。
もしかすると、
このメルマガを読んでいるあなたは、、、
「日経平均は上がったけど、自分の資産は減っている・・・」
と感じているかもしれませんね。
でも、大丈夫!
来年の株式市場では、
今年苦戦した「東証グロース銘柄」が
復活する可能性が出てきたからです。
≪米国長期金利と逆の動きをするグロース銘柄≫
以下のチャートは、2020年初めを起点に
米国10年債金利、バリュー株指数と
グロース株指数を合成したチャートです。
ブルーの線は米国長期金利、
オレンジ色は、バリュー株指数
黄色はグロース株指数です。
この3者の相関性を見てみますと
一目両全で、米国の長期金利が下がると
グロース株指数が上昇し、バリュー株指数は下落。
バリュー株指数は上昇し、グロース株指数は下落しています。
これは今回が初めてではなく
これまでも、米国の長期金利によって
このバリューとグロースは、
入れ替わり上昇、下落をしてきているのです。
その理由は、また別のところで
説明させていただきますが、
ここであなたに考えていただきたいのが
来年の米国長期金利の動きなのです。
あなたは来年の米国長期金利は、
上がると思いますか?
それとも下がると思いますか?
12月のFOMC(米連邦公開市場委員会)では、
金利打ち止めだけではなく
利下げを示唆するような発言が
パウエル議長から飛び出し、
米国長期金利は4%台から3%台へ
一気に急低下したのです。
事実、FOMC参加者が予想を示す
「ドットチャート」でも来年は3回の利下げを
織り込んでいることが示唆されています。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB147E60U3A211C2000000/
つまり、来年の米国長期金利は
下がることはほぼ決定的だと思います。
だとすると・・・
来年「東証グロース市場」が
復活を果たすのではないかと
僕自身は、考えています。
以下のチャートは、
「東証グロース指数」のチャートです。
このチャートを見るかぎり
「東証グロース指数」は
ほとんど上昇していません。
しかしながら、「東証グロース」に
上場している銘柄を調査していくと
思った以上に業績が良い銘柄が多く
ほとんど放置されているため
「バーゲンセール」状態にあるように思います。
事実、僕は今週から業績の良い
東証グロース銘柄10銘柄以上に
投資を始めており、そのほとんどは
すでに含み益が出ている状態です。
また来年、注目すべき投資テーマは
やはり「半導体、生成AI関連」だと思います。
これらのテーマ株は、今後半導体市況の回復と
需要がどんどん増していき、また当面、尽きることは
考えにくいからです。
したがって来年は、、、
・東証グロース銘柄の好業績株
・半導体、生成AI関連銘柄
上記2つが重要なテーマになると思っています。
ということで、
今年1年、ありがとうございました!
来年は僕の著作が2冊出版される予定で、
新たな取り組みも行うため
年始からとても忙しくなりそうです。
また出版が決まったら
このメルマガでもお伝えいたします。
来年も、このメルマガを通じて
あなたのお役に立てるよう
情報発信をしてまいります!
では良いお年を!
紫垣
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