紫垣英昭
昭和62年証券会社に入社し事業法人、金融法人、ディーラー経験
現在、延べ2万人近くの個人投資家に日本株の売買指導を行っている。
3年前より「全方位型トレード・システム」を提唱し、多くのプロトレーダーを育成。
著書3冊を出版、新聞、雑誌の執筆や講演も多数あり。
著書紹介
こんにちは。
紫垣です。
今回は決算発表後の
株価の動きに関して
説明したいと思います。
決算発表も一巡しましたが
決算跨ぎでポジション保有した
経験はありますか!?
一見ポジティブサプライズに
なりそうな業績のニュースが
などが出たのに、逆に株価は
下落する事がよくありますね…
その理由:好材料織り込み済み、好材料出尽くし
良いニュースが出ているのに
株価が上昇しないのは
「好材料出尽くし」などと
呼ばれています。
これはそのニュースが
出る前にそのことが時前に
予想されて株価が上昇、
実際にニュースが出た時には
もう株価は上がらないか
逆に下がってしまうという
あうあるパターンですね。
逆に、一見悪いニュースが
出ているのに株価が下落しない
状態は「悪材料出尽くし」
などと言われます。
先日8日(水)に
トヨタ自動車の
決算が発表されました。
本業のもうけを示す
営業利益が96.4%増の
5兆3529億円と
日本企業で初めて
5兆円を超えました。
それに4億1000万株(3.0%)の
自社株買いを発表しました。
では決算発表後の
トヨタの株価の動きを
実際に見てみましょう!
「トヨタ自動車チャート」
好決算と自社株買いを
発表したにも関わらず
株価は下落する結果となりました。
上記の例のように
決算発表での株価予想は
非常に難しくギャンブル要素が
強いので警戒する必要があります。
今後決算跨ぎする際は
上記の例を考慮して
判断して下さい。
では、良い週末を!
紫垣
「メルマガバックナンバーサイト」こちらをクリック!
https://openeducation.co.jp/media/backnumber/
この記事が気に入ったら
いいねしよう!
最新記事をお届けします。