紫垣英昭
昭和62年証券会社に入社し事業法人、金融法人、ディーラー経験
現在、延べ2万人近くの個人投資家に日本株の売買指導を行っている。
3年前より「全方位型トレード・システム」を提唱し、多くのプロトレーダーを育成。
著書3冊を出版、新聞、雑誌の執筆や講演も多数あり。
著書紹介
こんにちは。
紫垣です。
今回は1月中旬からの決算を終え、今後注目
されそうな銘柄に関してのメルマガになります。
1月31日までに発表された
3月決算企業の第4四半期決算を
集計すると6割の企業が
純利益増になりました。
原因は、値上げや円安による影響が
大きいとされています。
割安株に関しては株主還元を強化している
会社は買われ、そうでない会社は
売られる傾向にあります。
特に短期売買やスイングトレードでの
決算発表持ち越しはリスクがつきまといます。
決算が良い&悪くても株価が上昇するか、
下落するかは予想するのは難しいからです。
今回の決算で株主還元策を強化した
会社は三越伊勢丹やキャノンなどがあります。
「三越伊勢丹チャート:3099」
23年4~12月期は経営利益が75%増で
今期3度目の上方修正を発表しました。
さらにサプライズで150億円の自社株買いと
増配を発表し、自社株買いは2020年以来の実施となります。
「キャノンチャート:7751」
24年12月期の経営利益予想は
市場予想をやや上振れました。
そして1000億円の自社株買いを発表し、
配当利回りは3.7%と高く、
株価にとっては良い材料です。
すでに2社とも株価は
大きく上昇しているので下落した時には
押し目買い狙いで買ってみるのも
効果的ではないでしょうか。
今後の決算発表時には
株主還元をしっかり
強化されているかにも着目し、
今後の銘柄選びの
参考にしてもらえれば幸いです。
紫垣
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