紫垣英昭
昭和62年証券会社に入社し事業法人、金融法人、ディーラー経験
現在、延べ２万人近くの個人投資家に日本株の売買指導を行っている。
3年前より「全方位型トレード・システム」を提唱し、多くのプロトレーダーを育成。
著書３冊を出版、新聞、雑誌の執筆や講演も多数あり。
著書紹介
紫垣です。
先週末のNYダウ平均は、
658ドル高となりました。
本日、日本市場は祝日のため休場ですが、
今夜のNY株が暴落しなければ
とりあえず、明日は「利益確定」の
チャンスになると考えています。
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先週末のこのメルマガでは、
「今の相場が儲からない理由」と題して
米国株式市場の不安定な動きから
日本市場も乱高下することで、
「含み益が翌日になると、含み損に変わる」
といったことが頻発していると
いうことを説明させていただきました。
今回、NY株式市場が大きく反発した理由は、
マクロ経済指標が株価にポジティブな
内容が発表されたことで
一時的に買い戻されました。
米国の小売売上高が、
市場予想を超える、前月比1％増になったこと、
またミシガン大学消費者態度指数も
前月から改善したことが
株式買いにつながりました。
また、5年先の「期待インフレ率」が、
前月の3.1％から2.8％に低下したことが
急激な利上げを後退させるとの思惑が
株価を押し上げた要因になりました。
しかしながら、これはあくまで
一過性の材料であり、
これが今後の株高になると考えるのは
違うと思います。
今回のＮＹ株の上昇が
19日火曜日の日経平均上昇に
つながったとしても
ここで広がった含み益は
すぐに消滅することが十分想定できます。
僕は現在、いくつか買いポジションを
持っていますが、確実に利益確定を
こなしてポジション管理を
怠らないようにしようと思います。
今の相場では短期的に大きな利益を
見込むことは難しく、
多少、手間ではありますが、
こまめに利益を確定しながら
ポジション管理を行うことが
今の相場環境で求められることです。
これをしっかり行えば
利益は着実に積み上がります。
実際僕も、この数カ月は
そのような管理を行うことで、
資産を増やしています。
月曜日のＮＹ株式市場が
暴落することが考えを変えますが
月曜日のＮＹ株式市場が
堅調に推移するなら
19日火曜日は、「利益確定」の
チャンスが巡ってくるのでは
ないでしょうか。
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紫垣英昭
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