紫垣英昭
昭和62年証券会社に入社し事業法人、金融法人、ディーラー経験
現在、延べ2万人近くの個人投資家に日本株の売買指導を行っている。
3年前より「全方位型トレード・システム」を提唱し、多くのプロトレーダーを育成。
著書3冊を出版、新聞、雑誌の執筆や講演も多数あり。
著書紹介
株式投資の初心者にとって、証券口座を開いたはいいけど、どの銘柄に投資すればいいか分からないという悩みはつきものです。
特定の銘柄に投資したいと思っても、損が怖くて踏み出せないという気持ちはありませんか?
そうなってしまうのは、その銘柄に対する情報が不足しているからです。
常に最新の情報である、株式投資の情報サイトで情報を手に入れ、銘柄選定に役立てられれば自信をもって株式取引ができるようになります。
今回の記事では、株式投資の情報サイトでおすすめ6選と、情報の使い方について、詳しく解説していきます。
- 初心者が株式投資で参考にするべき株式情報サイトがわかる
- それぞれの株式情報サイトの特色や見るべきポイントがわかる
- 株式情報サイトを参考にする際の注意点がわかる
おすすめの株式投資情報サイト6選
株式投資を行うにあたって、どのようなサイトで情報を集めれば制度の高い情報が集まるのか気になるところですよね。
そこで、ここでは投資の教養がおすすめする株式投資サイト6つをご紹介していきます。
各種証券口座情報
まずもっとも多くの情報が記載されているサイトは各種証券口座です。
引用)楽天証券
こちらは楽天証券で実際に証券口座を開設した場合に閲覧できる情報ですが、四季報の情報や適宜開示情報など様々な情報を一括して閲覧することが可能です。
ただし、情報の網羅性が高い分、株式投資初心者の方にとっては、『どこを見ればいいのかよくわからない』という状態にも陥ってしまう可能性もあります。
各種証券口座での情報の使い方は、購入を検討する銘柄の財務時情報など細かく見ていくことです。
例えば、楽天証券であれば財務情報や優待情報などを一括して閲覧でき、本当にこの銘柄に投資していいかどうかの判断を手助けしてくれます。
みんかぶ
引用)みんなの株式
続いて個人投資家や機関投資家の意見を中心的に閲覧したい方に向けておすすめするサイトがみんかぶです。
こちらでは、株価予想情報を閲覧でき、現在の株価が高値なのか安値なのかを確認できます。
みんかぶの使い方としては、様々な意見を多角的に見るために使用します。
あなたが購入したいと考えている銘柄について、有名な銘柄ほど様々な意見が活発に議論されているため、あなたの考えが的を得ているかどうかを確認することができます。
また、個人投資家目線で割安や割高な銘柄を一目で確認できるようになっているので、一種のスクリーニング機能としても使用できます。
四季報オンライン
引用)四季報オンライン
株式投資における必携書である四季報がデータ化されたサイトです。スクリーニング機能を使って、一定の指標を備える銘柄を探したり、東洋経済から発表されるニュースに目を通したりできるサイトです。
ネット証券では、証券口座を開くと四季報の概要が見られるところがありますが、より詳細な概要やスクリーニングを行いたい方向けのサイトと言えます。
四季報オンラインは精度の高いスクリーニングを行うために使用しましょう。
四季報は本来会社業績確認のための書物として刊行されており、今後伸びていきそうな銘柄を探すことに長けています。
その特徴を十分に活かすためには、会計の知識をあなた自身で身につけ、どこに着目するのか指標を決めてスクリーニングを行うといいです。
ラジオ日経
引用)ラジオ日経
ラジオ日経は受動的な情報収集に最適なサイトです。仕事で忙しくてもネット配信されるラジオのバックナンバーを一週間以内であれば無料で視聴できます。
ラジオ日経は日々の生活の中で、マーケット情報を得るために使用します。
視聴という受動型の情報収集のため、時間を見つけてはマーケット動向のインプットをラジオ日経を通して行って下さい。
株式投資を行っていると、意外と見落としがちな先物指標などの解説も行ってくれるので知識をインプットするにはもってこいです。
日経新聞
引用)日本経済新聞
日経新聞オンラインもしくは、日経新聞を購読することでマクロの経済の流れを見ることができます。
マクロ経済とは、日本の景気動向がどのように向かっているのか、ある業界の動向がどうなのか、大きな経済活動のくくりを指します。
日経新聞では日本経済の動向や経済に関する政治動向などが取り上げられており、今後とういった動きが市場で起こるのか、その知見を得ることができます。
あくまで個別銘柄情報ではなく、市場全体の動向を見るための媒体として考えるといいでしょう。
マクロ経済を知っておけば、指数連動型のETFについての知見を得られるため非常におすすめです。
引用)Twitter
Twitterはリアルタイムの情報を収集するのに長けた情報サイトです。Twitterは即時性を意識した運用を行うと効果的です。
一般的にSNSと呼ばれますが、企業が公式に運用しているアカウントもあり信頼できるアカウントを見つけることができれば、確かな情報源として有用です。
例えば、年初来高値更新銘柄を即時通達してくれる、新高値botなどがあります。
Bloomberg社のニュースなど記事が公開される度にチェックするなどもおすすめです。
また、個人トレーダーで実績を出している人をフォローすれば、どのような考えで投資をしているのか知見を得ることもできます。
株ライン(Twitterの情報を見るならこちらがおすすめ)
引用)株ライン
ちなみにツイッターでは、各種トピックについてまとめられたページも存在します。
株式投資全般のトピックを集めたサイトとしては、株ラインがあります。
ツイッターでは情報が玉石混合となっているため、株式に特化した情報を閲覧したいなら株ラインがもっともおすすめです。
株式投資の情報は本当に信用していいの?
1章では、6つのおすすめ情報サイトをご紹介しました。
実際に情報サイトを見てみると、様々な情報が玉石混合となっており、どの情報を信用したらいいのか分からなくなるものです。
あなたのその認識は正しく、サイトに掲載されている情報を全て鵜呑みにしてはいけません。
この項目では、どんなことに注意しつつ情報サイトを閲覧すべきなのか、その基準についてお伝えしていきます。
営利目的の株式情報サイトには要注意!
上記に羅列した情報サイトの中でも、特にTwitterは情報商材を売りつけるために運用されているアカウントなどがあり、商用の情報を発信しているサイトに注意してください。
一見正しい意見を伝えていると見ることもできますが、都合の良いように情報を改変している可能性もあります。
各種情報サイトが得意とする情報のみを抽出する
次に注意したいことは、各種情報サイトが得意とする情報にのみフォーカスすることです。
使い方の面でもお話しましたが、情報サイトには得手・不得手が存在します。
例えば、証券口座の情報は網羅性はありますが、他人の意見を見ることができません。
逆にみんかぶでは、他人の意見を参考にすることはできますが、正確な財務情報などをすぐに閲覧できません。
このように、各種情報サイトの特性を理解して、情報を収集してください。
株式投資の情報だけにとらわれないことの重要性
株式投資に正解はないように、どこの情報サイトを見たからといって株式投資に必ず成功するとは限りません。
結局のところ重要になってくるのは、あなたが様々な知識をインプットして、辿り着いた銘柄選択で、どのような投資プランを立ててトレードを行うかです。
どのような情報を参照し、どう考えたのか。
その知見が今後の株式投資に必ず生きてきます。
株式投資の情報サイトは結局どこがいい?
ここまで多くの株式情報サイトを紹介してきましたが、結局のところどこがいいかというと、各種証券口座を開いて、情報を網羅的に見てみることを強くおすすめします。
初心者であればあるほど、実際に取引しようとしたときに、自分にどんな情報が不足しているか、どのような情報が欲しいかが分かるからです。
自分が選んだ銘柄の足りない情報を補完し、投資判断ができるようになれば、躊躇することなく銘柄の売買を行うことができます。
まとめ
今回の記事では、株式投資に有効な情報サイトについて詳しく解説してきました。
株式投資に正解はありませんが、あなたの不足している情報を補完できるサイトが見つかると更に株式投資が面白いものに変わります。
ぜひ、日々の投資に役立ててみてください。
紫垣 英昭
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